水曜日, 4月 11, 2007

【3】家庭でできる食事療法①高熱編

今回は家庭でできる食事療法を紹介したいと思います。
というのも、先日、私自身が高熱にうなされていたからです。
体温計で測ってみると、なんと40度!
インフルエンザか?と思いましたが、病院には行きたくなかったので行かず、
病名はわかりませんでしたが、とりあえず意識は朦朧としていて、
文字通り這いつくばる日々を送っていました。
せっかくの春休みが、この熱のおかげでほぼ一週間、病床生活という有様・・・

しかし、ここでただ寝ていただけではイカン!
鍼灸師の卵として、どーにか自分で治さなくては。病院なんぞいってられん。
今回はどうやって治してやろう。
しめしめ、ちょうど最近、マクロビオティックの食事手当て法を
教えてもらったから、それを試してやろう。

というわけで、高熱のときの代表的な内用手当て食!
まずは、「第一大根湯」で解熱・発汗を促して熱を下げます。
作り方は簡単、

・第一大根湯
材料:大根おろし・・・大さじ山盛り3
   しょうがおろし・・・大根おろしの1割
   しょうゆ・・・大さじ1
   熱い番茶・・・約400cc
作り方:大根としょうがをおろして器にあわせ、しょうゆを加えてから沸騰している番茶を注いで、
あつあつを一気に飲み干します。熱が高い場合はそのあと40分ほど、
頭まで布団をかぶって汗を出します。汗が出ない場合はもう一度大根湯を飲み、
同じことを繰り返してください。
(大森一慧『からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て』より)

というかんじなのですが、これは一回の分量がかなり多いのです。
大根おろし大さじ3に番茶400ccといったら、どんぶりいっぱいくらいの量になります。
しかも、そんなに美味しくないので、熱があるときにこの量はちょっときつい。
それでも飲んで寝ていると徐々に熱は下がっていきました。

そこで次に、熱で弱っている内臓の調子を整えるために、
「くず練りりんご」で、整腸と代謝促進でさらに解熱!
これも作り方は簡単。

・くず練りりんご
材料:りんご・・・1個
   水・・・大さじ3
   本くず粉・・・大さじ1と1/2
   水・・・・本くず粉の倍量
作り方:1~2センチにいちょう切りにしたりんごと水(もしくはすりおろしたりんご)を火にかけ、
りんごに透明感がでてきたら2倍の水で溶いたくずを流し入れ、
木部らで返しながら30秒くらい煮てできあがり。

これは結構美味しいのです。おまけに、小さい頃、風邪を引くとよく母親がすりおろしりんごを
作ってくれたなぁ、なんて昔のことを思い出し、ちょっとセンチメンタルになったりもします。

というわけで、今回はこの2本立てで治してみたのですが、
大体3日くらいで平熱まで下がりました。といっても、その後からだが回復するまで
さらに3日くらいかかりましたが・・・
でも、回復後はなんだか体の毒が出たみたいで、いつもの風邪のときよりも
すっきりして快調です。やっぱり食用で経過がよかったからかな。

こんな感じで自分が試した食養法など、のっけていきたいと思います。
皆様も、是非一度おためしください。